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3.212017
「KODO EXPO 2017」終了しました!
3月19日(日)に「KODO EXPO 2017」を開催しました。
KODOキッズステーションで実施している教育版レゴ®ブロックを使用したSCCIP教室やロボット教室、Scratchを使用したプログラミング教室を「親子」で体感してもらうイベントです。昨年に引き続き、春の温かさがありイベント日和の一日となりました。
昨年のEXPOテーマは「親子で学ぶレゴ教育」でしたが、今年のEXPOは「レゴで学ぶ日本文化」です。日本文化を知り、作りながら文化を体験してもらうハンズオン学習でした。2020年には東京オリンピックが行われますので、自国の歴史や文化を知る契機としてもらいたいと考え、今年のテーマが決定しました。
EXPOですが、当スクール代表の岡本が開会の挨拶で、教育版レゴ®ブロックを使用した教育メソッドの面白さや、「1+1=?」の教育だけではなく、答えのない「X+Y=Z」の教育の必要性、今後の教育改革においてSTEM教育を学校で取り入れていく流れなどを伝えました。
オープニングトークのあとは「プログラミング教室」の生徒が通常レッスンで制作しているプログラムを200人以上の前で発表し、自分のプログラムの特徴と工夫した点をプレゼンテーション!作って終わりではなく、自分の言葉で伝える訓練の場となったはずです。(緊張して頭が真っ白になったと後日話をしてくれました)
そしていよいよブースに分かれて「ワークショップ」の開始です。それぞれの年齢にあった学習プログラムで、親子で学びを楽しんでいただきました。今回は9つのブースを用意して、3歳~中学生までの幅広い年齢のワークショップとなりました。レゴ®ソフトブロックやレゴ®デュプロなどのレゴ®ブロックや、iPadやPCを使ったプログラミング、マインドストーム®EV3を使ったロボットなど魅力的な学習教材での学びです。
80分のワークショップでしたが、本当に集中して学んだため、予定時間を10分延長してもあっという間に終わってしまいました。もっとやりたい!との声が多数発されましたが、またスクール内で学んでほしいですね。実際、上の写真を見て頂ければわかると思いますが、親子でSTEM教育を楽しく学ぶことが出来たと思います。
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そして、終盤戦では「ロボット教室」の生徒たちのプレゼンテーションを実施。単にロボットを作っているのではなく、世の中で使われているものの仕組みを考えたり、新しい装置を作ってみたりするなど、工学の基礎となる思考を学んでいます。
★カラーコード(バーコードではなく色を使って識別)『カラーセンサーを使い、色の組み合わせで大吉・未吉・凶などの「おみくじ」やバーコードと同じように「金額」を判別する装置を発表』
★テルミン『超音波センサーを使い、距離に応じて音を奏でるようにプログラムを組み、センサーからの距離をロボット制御することで”星に願いを”を自動演奏させました。』
★流鏑馬『コントローラーや弓、馬の代替装置をオリジナルで製作し、矢を打つ角度などをコントロールして、的に向かって発射するゲームを実演しました』
3組の発表はとてもクリエイティブなもので、今まで学んできた知識を使って、設計図面なしに自分たちのアイデアを形にしてくれました。見たものを作るのは簡単ですが、ゼロから思考することはとても難しいことです。また、いくら良いものを作っても、それを相手に魅力ある発表として伝えなければなりませんので、プレゼン能力も高めることが出来ます。
今までの日本型教育は、これらの教育が明らかに不足しており、決められたものを効率よく正確に覚えた場合評されますが、社会に出ると答えのないものを考え、形にして評されます。そのギャップを幼少期から楽しみながら学ぶことがしていってほしいと当スクールは考えています。
そして最後にロボットの競技会である「ロボカップジュニア2017・ジャパンオープン(RCJJ)」に出場する小学4・5年生のチーム「つるの倍返し」の公開リハーサルを実施。今年度のRCJJは岐阜県中津川市で3日間行われ、各地方大会で上位の成績を残したチームのみが参加できる大会です。そしてジャパンオープンで上位になった場合、世界大会に推薦されることになります。
つるの倍返しが参加するのは「OnStage部門」と言われる部門で、フィギュアスケートと同じようにロボットと人間が演技をして審査員によって点数化されるのですが、演技評価には採点基準があるので、自分たちでテーマや演技構成を考え、ロボットを自作しなければなりません。
また、ロボット演技だけではなく、インタビュー審査と公開プレゼンテーションも行われ、すべて点数化されます。自分たちで作ってきた証明と審査員に対してPRできなければ点数が上がりませんので、ロボットを作って終わりではありません。本番よりは少ない観客数ですが、良いリハーサルになったようです。頑張ってきてほしいです!
全てのプログラムが終わり、記念撮影で終わりとなりました。LEGOの「L」の文字を指で作り、記念撮影です。来年も「KODO EXPO 2018」を実施予定です。お楽しみに!