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11.72017
「宇宙エレベーターロボット競技会」に参加しました。
11月5日(日)に神奈川大学横浜キャンパスにて行われた「宇宙エレベーターロボット競技会」に参加して来ました!
テザーと呼ばれる布が上空4メートルから垂れ下がっており、自作ロボットがテザーをつたって登っていくのですが、ただ登るのではなく4メートル先の上空には、宇宙ステーションがあり、そのステーション内にある棚にピンポン玉(上位部門は更に特別な形をしたウサギ)を運ぶ競技会です。宇宙エレベーターは単なる架空のモノではなく、現実社会でも、カーボンナノチューブを使い、本物の国際宇宙ステーションに物資や人を届ける技術として実現しようとしているエレベーターです。
実際に競技会の前には、日本大学理工学部の青木教授から宇宙エレベーターの歴史やカーボンナノチューブの存在などについての講義を受けて、大会ルールの説明などを含めた開会式を行いました。参加人数が多いこともあり、保護者や中学生部門以上のメンターは別室のスクリーンでの参加となりましたが、今やっている小中高校生のロボット技術を突き詰めていくと、今後の人類の技術へとつながっていくという「夢」の話には感動を覚えました。
当スクールからは、小学4年生のチームと小・中学生混合チーム、高校生チームの3チームが参加して奮闘して来ました。上手くエレベーターロボットが上がることができなかったり、途中で玉が落ちてしまったり、出走前にデータが初期化されてしまっていたり、トラブルがありましたが、最後まで諦めずに問題解決をできたと思います。
大会に参加することで、ルールを読んでレギュレーションを理解し、期日までの計画を立て、ロボットを組み立てていく上でチーム間で問題を解決していくのですが、それでも当日の大会では想定外の問題が出てしまうため、その場で解決していく能力が求められます。
生徒たちは、空いている時間に他のチームのロボットを見て質問をしたり、ポスターから情報収集をするなど、自分たちよりもよくできているロボットを分析していました。初めて参加する生徒が大半だった為、目に見えるものが全てが新鮮で、現在不足している能力が分かったようで、「来年の大会では入賞をしよう!」と団結を強めていました!期待しています。