自然体験による学びを開催！

7/31(水)に、夏の特別イベント「自然体験施設で学ぼう！～火起こし、焼杉、竹工作！～」を実施しました。

つくば市にある自然体験施設「U」にて、デジタルから離れた、夏限定の自然体験です。1日中、自然の中で過ごすことで、アナログの大切さと難しさ、楽しさを学ぶことができたと思います。

最初は火起こしから開始しました。当たり前のように日々使っている「火」ですが、有事の際、火は使えなくなることが出てきます。火おこし器を使用したのですが、火をおこすことがどれだけ難しいのか？を体感するとともに、火のありがたみを体感しました。

そして、日本伝統の「焼杉（やきすぎ）」を実際に体験し、昔の人の知恵を学びます。講師は、みずきの幼稚園理事長の「内田真哉さん」です。ネイチャーガイドとして実演をしていただきました。

焼杉は、杉材を三角形に形作り、煙突のように立てかけ、下から杉の枯れ葉や枯れ草などを燃やして、「煙突効果」によって表面を焼いていく伝統的な木材処理技法です。煙突効果は、温度差によって空気が上昇する現象で、暖かい空気は上昇し、冷たい空気が下から入ることで、空気の流れが生じます。これにより、下から上に火が回りながら、杉の油分と相まって、高温で杉を焼いていきます。

焼き終わった杉は、裏面が真っ黒こげの炭となりますが、防腐・防水の効果があり、日本の住宅で使用されてきました。

最後は、竹を一本丸ごと刈り取って、自分で竹工作を行いました。のこぎりやなた、きり、やすりなどを使いますが、初めて使う子どもたちが大半でした。使い方と危険な使い方を教えれば、事故の多くは防げます。危ないから使わせないのではなく、使い方を教えることで安全に使用するという意識が生まれます。大切な学びです。

最後は、自分がつくった作品をみんなの前で発表して終了です。
暑い一日でしたが、自然から学ぶことが多い一日だったと思います。また来年の夏に実施予定ですので、たくさんの参加をお待ちしております。